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2011年10月30日

TPPについて、私はこう考えます

こんにちは「いとう渉」です。只今10/30(日)午前10時、ブログをしたためています。
ここのところ、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加、是か非か?という議論が沸騰しています。

私は、諸条件がはっきりしないまま交渉参加を表明するのは拙速すぎると考えています。ただし、外交交渉上、特に対米関係で別のファクターが存在するなら話は別です。

これまで、巷間言われていることは以下のとおり。
1.TPPとは、太平洋を取り巻く米国、ペルー、チリ、豪州、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイの9か国が参加し、関税を原則ゼロにして貿易を自由化するルール作りの交渉。
2.交渉されるのは、金融、食品検疫、遺伝子組み換えなど食品などの安全規格、知的財産など21分野。
3.GDPで見ると7割がアメリカ、日本は2割、残りがほか7カ国。
3.内閣府は25日、TPPに日本が参加した場合には、GDPが0.54%(金額ベースで2.7兆円)押し上げられると試算。
4.この2・7兆円は10年間の累積数字(らしい…。正確な諸条件が明らかにされていませんので、ネット上の情報によっています。)。1年当たり2,700億円。当然のことながら、一気に関税がゼロになるわけではないので時間的な一定のスパンが必要になります。
5.農家などが壊滅的な打撃を受けるということで反対。
6.工業製品の輸出増が期待できるということでメーカー等は賛成、と言われていますが、直接あるメーカーに伺ったところ「今は、各国の現地で生産しているので、関税の影響はあまり受けていません」とのこと。そうすると、関税が低くなれば、グローバル企業にとっては様々な部品・製品のやり取りがし易くなるので、メリットはあると思いますが、日本国経済へのプラス要因は限定的と推察できます。

以上、列挙してみると農業への打撃の方が気になってきます。一方、農業のあり方も今のままで良い、とも言えません。これはこれで改善の余地は多分にあるでしょう。また、だからこそ思いきって交渉に参加して、外交上有利な環境を作るとともに国内の改革を推し進める、という考え方もありです。

いずれにせよ、11/12-13とハワイで開催されるAPEC首脳会議で、諸条件がはっきりしないまま交渉参加を表明するのは拙速すぎる、との結論に至ります。ただ、マスコミ諸氏と話していますと「与党・政府は交渉参加を表明する」との見方が依然強いのも事実です。

大切なのは、国民の安全と安心の確保。どこまでも発想の中心軸をぶらさずに議論を重ねます。

投稿者 いとう渉 政策・主張

2011年10月25日

年金支給開始年齢引き上げ報道について

こんにちは「いとう渉」です。今日は問い合わせの多い年金制度の件について簡潔にご報告します。

まず結論、支給開始年齢を引き上げる必要はありません。2004年に実施した年金制度改革、いわゆる「100年安心プラン」はもちろん健在です。

まず年金制度の骨格。高齢化社会を乗り越えるために、負担と給付の関係を整理しました。

1.上限を固定した上で、保険料を引き上げ(上限は国民年金で約1万7千円、厚生年金で労使合わせて18.3%つまり個人負担は半分の9.15%)
2.負担の範囲内で給付を自動調整するマクロ経済スライドを導入
3.積立金の活用。これを概ね100年で必要な金額を残して取り崩すことを決めたので、100年安心プランと銘打った。
4.基礎年金の国負担を1/2まで引き上げる。

加えて、少なくとも5年ごとに財政運営等が大丈夫かどうかチェックする。こういう仕組みになっています。

これらを将来にわたって健全に運営するために、
1.合計出生率を2050年までに1.39人以上とする。
2.賃金が毎年1%以上に上昇すること。
3.1/2の国庫負担を維持するための安定した財源の確保。

1.は昨年すでに1.39人になっていますので、これはOK。その上で不断の政策的努力を続けます。
2.は達成できていません。そのために、景気回復が必要であり。これは年金制度のみならず全てにわたって実現しなければならない国の課題です。
3.は今後、税の議論における大きな課題の一つです。私は、例えば消費税は、社会保障に限定し、その使途を明確にすべきと考えています。

では、2.が達成していないからといって年金制度が破たんしているかというとそうではありません。年金の積立金は安定して運用されており、2001~2010年までの運用で11.4兆円の収益をあげています。こうした取組で、賃金が上がらない分をカバーしています。しかし、景気回復がずーっと達成されなければ、それは問題です。ここは全政策を総動員する必要があります。

以上、できるだけ簡単に記してきましたが、重ねて申し上げますが、支給年齢をあげる必要はありません。

一時期、「100年安心プラン」というフレーズが政争のターゲットとなり、批判を繰り返す政治家もみえました。それらの政治家は、制度改正を実行できる立場になりながら、何ら手を打つことなくその立場を辞したようです。「年金の一元化」とか「最低保障年金」とか、現実も見据えずに話す方もみえましたが、これも最近あまり聞かれません。残ったのは年金制度に対するぬぐい難い不信感のみです。私はこれらの政治家の罪はあまりにも重いと思っています。

私そして私たちは、どこまでも安心できる社会保障を維持・改善するため、現実的にかつ具体的な対策を提案し、実施し続けて参ります。

投稿者 いとう渉 公明党ならでは, 政策・主張

2011年10月23日

福島県に行ってきました

20111023.jpg

こんばんは「いとう渉」です。只今、10/23(日)18:30すぎ、帰りの東北新幹線にてブログをしたためています。

前日の土曜日に郡山市に入り、今日は終日、会津若松市内で福島県下の状況把握に努めました。
会津若松市に移設されている大熊町役場にて町長との会談、大熊町から避難している方々と仮設住宅にて懇談、会津若松市長との会談が主な行程でした。途中、複数の仮設住宅も視察させていただきました。

大熊町は福島第一原子力発電所が存在している場所。原発は、この大熊町と双葉町にまたがって立地しています。すべての要望・相談に共通する苦悩は「先行きが見えない」という点です。地震による被害に加えて、原発事故に伴う放射能汚染を抱える大熊町は、除染や原発事故の収束がどうなるのか未だはっきりしないため、自分たちが最終的にどこで暮らしていくことになるのかという生活の基盤が定まらず、どう頑張れば良いのか、非常に高いストレスの中で日々の生活を送っておられます。

加えて、冷ややかな印象を受ける東電の補償に対する姿勢が、住民の皆さんの不安を増長していました。政治家、官僚、東電幹部など、もっともっと現場に足を運び、苦悩を共有し、一緒になってこの局面を打開する覚悟が必要です。

一方、避難者を受け入れている会津若松市も課題は山積みです。ただでさえ不景気で税収がままならない中、会津若松市自体は放射能の影響が軽微にも関わらず、この震災で産業の一つの柱である観光が低迷。また避難者を受け入れるための行政コストも増大。国からの財政支援は不可避と言えます。

そんな中ですが、国内の観光客は少しづつ戻りつつあります。鶴ヶ城や白虎隊の学舎「日新館」など歴史的な見所、会津の「そば」といった観光資源の再生に全力をあげておられます。

自分たちのできる応援を、被災地のために続けていくことがとても大切です。旅行に出掛けていただくのもその一つですね。

臨時国会がスタートしました。復興という一点で、様々な差異を乗り越え、対策の前進に全力を尽くします。日本は一つ、頑張ります!

投稿者 いとう渉 ご報告

2011年10月18日

雇用実態調査実施中:ご協力お願いします!

こんにちは「いとう渉」です。今朝も街頭からスタート。中学生の子が「がんばってください!」と激励の握手をしてくれました。うれしいものですね。本当にありがとうございます。

さて、タイトルのとおり現在、党青年委員会をあげて全国一斉に雇用の実態調査を実施しております。これまで取り組んできた雇用政策がどの程度効果をあげているのか、その出口つまりどの程度就職率の向上等に役立っているのかを確認し、次の政策立案に反映するための重要なアンケート調査です。

調査票が3種類。企業の採用に関する調査・職業訓練に関する調査・学生の就職活動に関する調査。

アンケート用紙はHPからダウンロードできますので、関心のある方は是非ご協力ください!

調査票:学生(PDF:90KB)

調査票:企業(PDF:74KB)

調査票:職業訓練(PDF:82KB)

投稿者 いとう渉 街頭演説

2011年10月16日

武田邦彦教授のお話を伺う

こんばんは「いとう渉」です。10/16(日)、今日は内閣府原子力委員会専門委員などを歴任し、最近、テレビでもよく拝見する中部大学の武田邦彦教授のお話を伺う機会がありました。

以下、講演の要旨メモ(抜粋)を記します。

・そもそも原子力発電所は震度4〜5程度の耐震性能で、震度6で壊れなかった原子力発電所はない。核爆発は震度7以上でも防げるが、今回の福島原発のような事象は十分想定できる。
・今回のような水素爆発が生じた場合、大切なのは風向き。これが直ぐに明らかにされなかったのは問題。IAEAには必ず風向きを報告している。
・水素爆発発生当初、「遠くに逃げろ」と言ったのは間違い。放射線は光だから確かに距離の2乗に比例して減衰するが、問題は「灰」。これは概ね幅10km程度で風下に降り注ぐ。よって、それよりも「横に」逃げる必要がある。
・今、問題になっている放射能に汚染された廃棄物は動かさずに既に汚染されたエリアに埋めるしかない。

等々、非常に赤裸々な講演の内容でした。すでに武田教授のブログなどを拝見されている方も多いと思いますが、参考までにご報告いたします。あらゆる主張をよく聴き取ったうえで、今後の対応を進めて参ります。

投稿者 いとう渉 わたるの今日

2011年10月10日

日本が世界の先頭に立つとき

こんばんは「いとう渉」です。10月10日(月・祝)夜、自宅にてipadに向かっています。

本当に気持ちの良いお天気が続いてますね。

先週4日には恒例の“わたる会総会”を開催。本当に大勢の方にお運びいただき、感謝にたえません。本当にありがとうございました。また、お越しになれなかったものの、ご協力をいただいた方々、重ねて御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。この御恩に報いるため、一層の努力と行動を続けます。

戦後、我が国は日米同盟を外交防衛の軸とし、今日の経済発展を遂げてきました。そのアメリカも今、失業率9.1%、全人口に占める貧困層の割合が15%と過去20年来で最も高い水準となっています。

様々な規制を緩和するなかで、生活レベルの二極化が進んでいると言えます。その後ろを日本は追いかけているとも見えます。一方で、グローバル・マーケットでの競争に勝ちゆくためには規制の緩和も必要な場合があります。

実態のない金融取引に目を奪われすぎることなく、モノづくりなど実業を確実に成長・熟成させることが重要です。時代は何事においても“本物”を求め始めています。

今、巷には大変厳しい景気状況の中で、ギリギリのところで歯を食い縛って頑張っている方々が大勢みえます。大震災や台風被害のなかから立ち上がろうと、必死の努力を続けている方々が沢山みえます。私は、この苦境を乗り越えた人達の中から、必ずや次世代を担う方々が綺羅星のごとく陸続と登場すると確信し、行動する毎日です。

「艱難汝を玉にす」ー 日々胸に去来する言葉。身をもって体感すべく、努力を重ねます。この国のために。

投稿者 いとう渉 政策・主張

 
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